2010-03-23 第174回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
まず、日本銀行券の発行高と貨幣流通高を合計した通貨流通残高は、二〇〇九年十二月中の平均的な残高で、御指摘ございましたように八十三兆円でございます。 また、本日公表された資金循環統計によりますれば、国内部門と海外部門を合わせました金融資産残高の総額は、二〇〇九年十二月末時点で五千八百三十五兆円でございます。
まず、日本銀行券の発行高と貨幣流通高を合計した通貨流通残高は、二〇〇九年十二月中の平均的な残高で、御指摘ございましたように八十三兆円でございます。 また、本日公表された資金循環統計によりますれば、国内部門と海外部門を合わせました金融資産残高の総額は、二〇〇九年十二月末時点で五千八百三十五兆円でございます。
本年八月末の現金通貨流通状況を見ますと、このうち補助貨幣の流通枚数は全体の九一・二%を占め、国民の経済取引、消費生活の上で重要な役割を果たしていることがわかります。 また、近く第百十四回貨幣大試験が行われるとのことでありましたが、昨年の結果では、試験量目と法定量目との差はゼロに近い数値が出ており、その製造技術は高く評価し得るものであります。
このことをきっかけにして、さらにもう一つには通貨流通量が一二%を超すような、M2が一二%超すような状態等々配慮しまして、やはりこれは物価に対して相当早目早目に手を打たぬといかぬということから対策を打ち始めておったわけでありますが、いかんせん、この海外要因がこう急激にいろいろに来るとは予測をしなかった。
しかし、その前提といたしまして、実は少し早目であったかもしれませんが、われわれも基本的に現在の国債の情勢だ、とかあるいはまた通貨流通量の問題とか、あるいはまた石油価格の動向とか世界情勢とかいろいろ考えまして、これをやはり早目に防止をしていかないと目標に掲げた物価安定というものが意外なことから崩れぬとも限らぬと思いましたので、二月二十六日に、政府総機関を挙げまして、地方自治体にまで呼びかけて物価の総合的
情勢あるいはベトナムにおける戦乱等、これは、確かにわれわれが今日まで享受してきた世界的な物価体制、及び平和の構造に、−非常に大きなショックを与えたことは事実でありますから、こうしたことを踏まえて、国内にも相当な影響が出てきたので、これに対応するために、二月の二十六日に物価対策の総合的推進という基本的な方針を定めまして、この中には生活必需物資関連につきましてももちろんでありますが、幅広く、いわゆる通貨流通量等
こうしたようなことが閣議でも話題になりまして、そこから一つの抑制的な効果としての土地融資について、大蔵大臣もまた日銀総裁もそれに協力しようということになったわけでございますが、お尋ねのマネーサプライについての警報措置というのは、現時点のマネーサプライが十二月で大体一二%ちょっとのところまできておりますが、この状態をただ見過ごさないで、通貨流通量そのものに対してわれわれが常に心を配っていく。
しかし、これは、国際通貨の問題であり、また経済上の問題であり、貿易の問題であり、また国連の下部機構であるところのIMFや新通貨流通性をどうするかというような問題になれば、これはもう経済的にお互いに日米、EC各国との間には緊密な連絡が必要なわけでございますので、そういう立場をわきまえて話を十分するということでございます。
政策立案の担当大臣がそういう感覚では——もう流通必要量を越える通貨の発行、その流通必要量を越える通貨、流通手段というものが過剰に発行された状況、それはやはり物価騰貴にはね返ってくるわけですから、そんなことは、いまの新しい経済学のイロハであるし、日銀券の発行量を見ても、一九七〇年が二〇%増、七一年が二三・八%、七二年が二六・二%と、GNPの伸びの倍ずつ通貨が伸びておるわけでしょう。
○横川正市君 最初に、最近の郵便貯金の受け入れ額の原資が伸び悩んでいるという問題に関連してお伺いいたしたいと思うのですが、たとえば通貨流通高を見ますと、昭和九年には十九億三千八百万円、それから十六年の兌換券の時期に六十八億三千万円、それから急激に日本銀行券に切りかわる時期からさらに増加をいたしまして、最近は三兆三千九百億円というような通貨の膨張を来たしているわけです。
すでに成立を見ました補正予算の財源確保のために、そしてまた、公債発行が市場の繁閑、通貨流通量の増減を見つつ適切に行なわれるためにも、本法律案を一日も早く成立させることこそ、国会の良識といわなければなりません。
まあ大蔵省が準備されていること、それから国内の通貨流通の問題で検討されているという点については敬意を払いますが、これであまり大蔵省が頭を使うということはどうも——、ほかにいっぱい大事なことで使うことがたくさんある。だからそっちのほうに使って……。
外国の話を言ってあるいはお耳ざわりかもしれませんけれども、現実に昨年の暮れからこういう動きが出ましたことに対しまして、今度のアイゼンハワーの教書を見ましても、教書の中には、合計いたしまして五十二億ドルの、いろいろな意味がありますけれども、結局のところ通貨流通回復についての基金という形に運用し得る予算を計上いたしまして、そして西欧自由世界の十一カ国の連合の強化と、それから流通強化への意図をアメリカとしても
かようにいたしまして、同時に日本の経済の内部のいろいろな条件といいますか、経済活動のこの要素について、これを均衡を得せしむる金利体系も整備していく、また資金量の、言いかえれば、通貨流通量の調節作用もいろいろな機構を通じて活発にやり得る。こういうふうな客観的な諸条件を整備する。こういうふうなことを今考えておるわけであります。
むろん国の経済力が通貨流通の原動力でありまして、その通貨の価値維持の支柱であることは言うまでもないのであります。私はそういう素朴な争いといいましょうか、そういうところに焦点がございませんが、しかし心理的には、依然としてやはりいいものの方が、いいことは間違いがないのです。私は具体的に、たとえばアメリカの場合ですと、この一ドル、これは九〇%何の金です。
そういう計算で今後の、つまり毎年伸びて行く通貨流通高を推定いたしまして、それに対して発行元がどの程度なければならぬという計算をする。
アフリカ土人の購買力は極めて制限されており、この不景気に僅かばかりの土人の購買力を有効に活用し、通貨流通を円滑にし、貿易の活況を維持し得たのは、主として日本品のお蔭だというのが一般の意向である。タンガニカの防疫官のごとき役人までが、廉価な日本製のゴム靴のお蔭で、土人の十二指腸患者が非常に減退したと言明しておる。こういうふうにロンドン・タイムスは報道しておるような次第であります。
單に現金通貨だけを以て、そうして通貨流通量と考えるのは、近代の信用通貨の下においてはこれは間違である。預金通貨も含めて行くべきで、それと経済との関係を考える。そうすると日本銀行券の発行高が変らないということだけで経済が安定しているということにはならない。
大蔵大臣は今後国民に経済の安定している指標として示すべきは、日本銀行券の発行高ではなくて、預金通貨を含めた通貨流通量をこれを安定指標として示すべきではないでしようか。
そこで私は、これも奇想天外な問題であつて、のんきだとおつしやるかもしれませんけども、通貨流通税などというようなものを設けたらどうかというのであります。すなわち、たとえば一定の期間を定めて、何月何日以降金を使う者は、その紙幣に対してその何パーセントかの收入印紙を貼用したものでなければ通用を認めない。
るのではないかとの説があるが、政府の所見如何との質疑に対し、大藏大臣より、インフレの防止等経済再建のためには、金融機関の全面的な協力を必要といたしますので、未收入利息の計上、その他極力金融機関に対し、損害や迷惑を掛けないよう懇談を遂げ、一應の了解を得ておる次第でありますとの答弁があり、又一委員より、終済復興五ヶ年計画を完遂すもには、先ずインフレの防止が必要ではないかとの質疑に対し、安本長官より、通貨流通